あなたの会社は大丈夫?

世に蔓延るブラック企業

指標となるブラック企業大賞

労基法を無視した長時間労働サービス残業の強要、達成困難なノルマの押し付け、セクハラ・パワハラの横行する職場。
このような、労働者に劣悪な環境での労働を強いるブラック企業が日本で問題となり始めて久しく、にも関わらず現状は劇的には環境改善が進んでいません。

こうした体質の企業は、1990年代のバブル崩壊後から急増したと言われています。
それまで超好景気で羽振りの良かった会社が手の平を返すようにコスト削減を声高に叫ぶようになり、社員1人1人に負担を強いた結果、残業や休日出勤が当たり前のようになってしまったのです。
真面目で勤勉な日本人だからこそ、このような状況になっても働き続けているのかもしれません。
名の知れた一流企業であっても必ずしも安全とは言い切れず、就職活動をしている学生達にとっては悩ましい問題です。

そこで1つの指標となり得る、「ブラック企業大賞」というユニークな賞をご紹介します。
この賞は先に挙げたような行動が問題視されている企業の頂点を決める企画で、受賞した企業の個別の事例だけでなく、こういった企業を生み出してしまう背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境作りを目的として2012年より始まりました。
ブラック企業を見極める指標として、長時間労働・ハラスメント・福利厚生制度の不備・低賃金など11項目を挙げ、作家や弁護士、大学教授などで構成される企画委員会が総合的に判断します。
ノミネートするだけでも不名誉なこの賞ですが、様々な企業の内実を知るきっかけとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

ブラック企業関連のおすすめサイト :http://escapefromblack.com